2021.12.15
当法人の「ケアニン」
介護福祉に関する情報をインターネットで発信しておられる、「しがけあ」というサイトがあります。
このサイトの中で、近江ちいろば会の職員が紹介されました。
しがけあ |
ONとOFFのケアニン
仕事もプライベートも充実している介護職員の、仕事スイッチをONにして働く様子と、OFFにしてプライベートを楽しむ様子が紹介されています。
ケアニン 介護福祉士が主人公の映画『ケアニン~あなたでよかった~』から生まれた造語で、介護、看護、医療、リハビリなど、人の「ケア」に関わり、自らの仕事に誇りと愛情、情熱を持って働いている全ての人のこと。 ケアニン~あなたでよかった~ |
当法人の職員が、「ON OFF no.2」で登場しています。
「ケアニン」の紹介ページから、職員の紹介ページへうまくアクセスできなかったんやけど… という声がありましたので、その内容を紹介させていただこうと思います。
仕事を始めた当時、介護を本職にする気はなかったという原口さん。
今は認知症対応型デイサービスの所長として、利用者からも職員からも頼られる存在です。
お笑い好きで、平日は録画しておいた番組を見てリフレッシュ。人のことを俯瞰してみたり、逆にじっと見てみたりすることがお笑いと介護に共通するところかも?といった興味深いお話も伺いました。
介護施設のパート職員がこの道への入口に
私が所長を務めている認知症対応型デイサービスは、認知症の方を専門とした通所介護施設です。業務の幅は広く、施設では利用者さまへの食事の見守りや介助、トイレ介助、レクリエーションなどのケアを実施。さらに自治体からの委託で、若年性認知症の方とご家族から悩みなどを聞く「本人ミーティング」や、たこ焼きを食べながら気軽に相談できる「たこ焼き交流会」なども開催しています。
でも私の場合、初めから介護職をめざしていたわけではないんですよ。元は救急救命士志望で、資格も取得。働きながら消防士採用をめざそうと、介護施設のパート職員になりました。幼い頃からお年寄りと関わることが好きでしたし、人助けができる仕事という点に魅力を感じたからです。しかし、介護や認知症の知識がほとんどないため、入ったばかりの頃はとまどうことの連続。大変さを感じながらも続けていると、「自分のペースでやらんとき」という先輩のアドバイスが理解できるようになり、相手のことを知ろうという気持ちが芽生え、介護の面白さを感じるようになりました。
笑いをつくり、自分が楽しむ!新しい介護を追求
介護職一本に絞ろうと決めたのは、仕事を始めて1年後です。社員への誘いがきっかけですが、背中を押してくれたのは利用者さまやそのご家族からの「向いてるよ」「あんたがいると楽しいわ」などの言葉。認めてもらえたことが嬉しくて、もっと頑張りたいと思いました。
その後、介護施設の主任や所長を経て、現在の職場に。現場では、利用者さま・ご家族・仕事仲間とのコミュニケーションを大切にするだけでなく、他にも強く意識していることがあります。それは、「自分から笑いをつくりだすこと」「自分が楽しむこと」「成功をイメージすること」「最悪をイメージすること」。従来にないレクリエーションの導入など、新しい介護にチャレンジするうえで、私にとって欠かせないこだわりです。なかでも、笑ってもらうことは重要ですね。利用者さまの緊張がほどけ、こちらもモチベーションが上がり、全体の活気につながります。お笑い番組が好きになったのも、この仕事を始めてから。気に入ったネタの一部をコミュニケーションツールとして使うのも楽しいです。
休日は服のリメイクに夢中。ミシンもお手のもの
家でも夕食後は録画したお笑い番組を見てリフレッシュ。趣味はドライブ、草野球、神社参拝、ヴィンテージスヌーピー収集などたくさんあるため、休日の過ごし方はいろいろです。今は特にアメカジ系リメイクに夢中。服にワッペンを縫い付けたり、ジーパンに自分でダメージを作り、当て布をしてミシンで縫製したりして、変化をつけるのが面白いです。人間観察も好きで、人の行動を見ながらあれこれ推察。そんな視点は利用者さまの気持ちを汲み取る際も役立っているかもしれません。
介護の仕事は、小さな幸せを毎日たくさん感じられることが魅力。思いやりのある人だけでなく、チャレンジ精神のある人、行動力・発言力のある人も向いています。こんなことをしてあげたい、やってみたいという思いがある人は、ぜひ介護職に目を向けてください。滋賀の介護業界でも、新しい考えをもつ若い人への期待が高まっているように思います。