2022.06.28
土曜日の昼下がり
「ちょっと行ってくるわ!」と玄関先で大きな声が!
誰だろうと見に行くとケアハウスの入居者様4人が帽子をかぶり歩行器を持ち、スニーカーを履き、なんだかとってもバッチリ!な格好で立っておられました。ランチ後、玄関先でおしゃべりを楽しんでいたそうですが、「ちょっと出かけようか!」と盛り上がり決行することになったのだとか。
この日は、青空が広がり、陽の光がまぶしく、風は気持ちいいけどとっても暑い日!「熱中症に気を付けて!足元にも気を付けて!行ってらっしゃい!!帰ってきたら冷たいお茶を用意しておきますね!!」とお見送りしました。
30分立っても戻ってこられず、1時間たっても戻ってこられず…「遅いね~。お散歩なのに、どこまで行ったんだろう?」と職員同士で話していると、どこからともなく「アハハハハ!」と景気のいい笑い声が聞こえてきました。
さて、 どこにおられるでしょうか? |
「あ!帰ってこられた!」とお迎えのつもりで出ていくと……なんと姿がありません。
んんんんんん???よく見渡してみると、遊歩道の木陰に椅子を持ち出し、みんなでくつろぎモード全開!「おかえりなさ~い!」と近づいていくと、そこには3人。。。
あれ?4人で出かけたはずなのに!と後ろを見ると、なんとワラビ採りに夢中になって土手を下っている方が一人!びっくりでした。片手では持ちきれないくらいたっぷりのワラビを手にキッラキラ・ニッコニコの笑顔。職員はちょっぴりハラハラもしましたが、そんなの関係なしに「あ~、楽しかった!」と戻ってこられた入居者の皆様。よかったよかった!
デイサービス虹の職員と 利用者さんと 交流することもできました。 |
友達と、「ちょっと行こうか」と盛り上がり、いろんなことをされるピスガの皆様の関係性や行動力はいつもとても魅力的に見えて仕方ありません。
友達が手の届く距離にいるって、やっぱり幸せなことなんだなぁ、と実感させられています。
ケアハウス ピスガこうせい