2021.10.12
誤嚥性肺炎を予防しよう!!
食べ物や飲み物、あるいは唾液などを飲み込むことを嚥下(えんげ)といいます。
健康な人であれば、嚥下すると口から食道を通って胃に入っていきます。
しかし嚥下機能が低下すると、食べ物などが口から気管に入ってしまいます。
これが誤嚥(ごえん)です。
誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や食べ物などと一緒に誤嚥され、気管支や肺に入ることで発症する病気です。
①口腔内を清潔に保つ
口腔は肺や胃腸の入り口です。適度な湿度や温度が保たれている口腔は細菌にとって居心地よく、歯磨きやうがいを怠るとすぐに細菌が繁殖します。
そのため歯磨きをしっかり行い、口の中の細菌を繁殖させないこと、そして肺へ運び入れないことが重要です。
②胃液の逆流を防ぐ
ゲップや胸焼けなどがある場合は、胃の逆流が起こる可能性があります。
その場合、食後2時間程座って体を起こしていることで、逆流を防止できます。
③おしゃべりをしましょう
おしゃべりを楽しむことで、声帯が鍛わり誤嚥に対する防御機能を高め安全に「食べる」ことにもつながります。
④水分にとろみをつけましょう
水やお茶のような飲み物、スープや味噌汁などの食事に「とろみ」をつけることで、誤嚥を防ぎます。
牛乳等の乳製品は、とろみがつけにくいため専用のとろみ調整食品もあります。
⑤誤嚥性肺炎予防のための食事姿勢
ぼだいじ訪問看護ステーション