2018.09.01
大切な水分補給のお話
1.大切な水分補給のお話
体の中の水分(体液)には3つの役割があります。
- 酸素や栄養素を体内に運ぶ
- 老廃物を体外に排出する
- 汗や尿によって体温を調整する
体重に対して約50~55%が水分です。
水分量を保つためには1日体に入る水分量と体から出ていく水分量のバランスを保つことが大切です。
排泄(尿・便)、呼吸、汗などから1日におよそ2500mlの水分が失われます。
それを補うためには、飲み物や食べ物から同じだけの水分を取り入れなければなりません。
食べ物に含まれている水分を除き、飲み物から最低でも1日1200mlの水分をとることが必要です。
水分摂取
食事 | 1.0L |
体内で作られる水 | 0.3L |
飲み水 | 1.2L |
合計 | 2.5L |
水分排出
尿・便 | 1.6L |
呼吸・汗 | 0.9L |
合計 | 2.5L |
水分を1200ml摂るのが難しい時は、食事に汁物を追加したり、ゼリー飲料などを取り入れてみましょう。
2.脱水症が疑われる身体状況
- 食欲が減ってきた
- 尿の回数や量が減ってきた
- 尿の色が濃くなった
- 便秘が続いている
- 微熱が続いている
- 元気がなく居眠りをしていることが多くなった
- 口の中や唇が渇いている
- 汗をかくことが少なく、皮膚やわきの下が乾燥している
- 指の先が青白く、冷たい
- 頭痛や筋肉痛を訴えている
1つでも該当したら、脱水症が疑われます!
電解質を含む飲み物やゼリー飲料で水分補給をしましょう。
さらに次のような症状がある時は、医師の診察を受けましょう!
- 体温が37℃以上ある
- 脈拍数が1分間に120以上
- 爪を押して離した時、赤みが戻るまでに3秒以上かかる
- 皮膚に張りが感じられない
- 呼びかけに対する反応が弱い
- けいれん(部分的・全身的)を起こしている
- 健康なときに比べて体重が3%以上減っている
(例 : 体重が 60㎏ の場合に 1.8㎏ 以上の減少)
脱水症が引き起こされる仕組みを理解して、生活の中で予防法を取り入れていきましょう。
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H30年7月21日(土)、近江ちいろば会の夏まつりが行われました。
暑さの中、お祭りに足を運んでくださいました皆々様、焼きそばをご購入いただき、ありがとうございました♪
ぼだいじ訪問看護ステーション