2022.04.02
訪問先で嬉しかったこと(^^)
こんにちは
ぼだいじホームヘルパーステーションです!
私たちが毎日訪問する、ケアハウス ピスガこうせいのさくら🌸も綺麗に咲いてきたので思わず撮影しました(^^)
先日、私たちの行っている介護サービスについて、ご利用者様から、あらためて学ばせて戴いた、こんな出来事がありました。
私たちホームヘルパーの主な業務は、ケアマネジャーさんが作成されたケアプランを基に、決められた曜日の決められた時間にご利用者様のご自宅に伺って、身体介護や生活支援の様々なサービスを提供することです。中でも身体介護は、ご利用者様の身体に直接触れることが多いこともあり、最初の頃は少なからず抵抗を感じる方もいらっしゃいますし、特に入浴介助は、なかなかスムーズに受け入れて戴けないことがあります。
私たちが行う入浴介助は、ご利用者様が「お風呂に入りたい」と希望される時間に合わせるのが難しく、「この日のこの時間に入りましょう」という予定の中で行うことになり、気分が向かないことや、そもそもお風呂が好きではない方もいらっしゃいます。最近ご利用を始められた方も、お風呂に入りたくないとおっしゃる方でした。
「お風呂に行きましょうか」と声をかけても気が進まなくて、お話をする中でようやく納得くださったとしても、決められたサービス提供時間の中で入浴の時間が十分に取れないということが続き、気持ちが空回りするばかりでした。
他のヘルパーだけでなく、ご家族様やケアマネジャーさんとも相談し、今までのご利用者様の行動や、どんな時に入浴されていたのか、そのためにはどういうお声がけをすればいいのかを考える中で、もっと工夫できることがあるという事に思い至りました。
今までは、私たちの都合優先で「お風呂に入ってください」とお声をかけていたことを反省し、別の視点から見ていくことにしました。
この方は、肩や腰の痛みを話されていることがあったので、「痛い所を温めませんか」と声かけしたり、「息子さんがお風呂にお湯をためてくださったそうですよ」と話すことで、ならお風呂に入ろうという気持ちになってくださることが解かってきました。
お風呂に入られると、「気持ちがいいわ」と喜んでくださり、スムーズに入浴を始められるようになったことで、ゆったりと湯船につかる時間も取って戴けるようにもなりました。入浴後は笑顔でおられることも増えて、楽しくお話も弾むようになりました。サービスを終えて帰る時には、「また来てね」と、そんな嬉しい言葉をかけてくださるようにもなりました。
今回のことを通して、決められた日時に決められたサービスを終えなければという私たちの都合にお付き合い戴くのではなく、考え方を変えて、ご利用者様の気持ちに寄り添うことの大切さを、あらためて考えるきっかけになりました。
そしてあらためて、訪問に伺う私たちを快く迎えてくださり、いつもお湯はりの用意してくださるご家族様に感謝する気持ちも強くなりました。
ぼだいじホームヘルパーステーション