2018.12.20
意欲につながった「きりたんぽ味噌汁つくり」
日々のかかわりの中で、秋田出身の利用者の方がおられ、季節がらか「きりたんぽ」の話題になり、「よし!作ろう!」ということになったので、虹畑の白菜が出来るタイミングで一緒に作りました。
なぜ、虹畑の白菜が出来たタイミングかというと、ご主人の虹の宝箱の本人の叶えたい夢が「自分で白菜を作る」だったからです。
きりたんぽを作る工程で、まずお箸に味付けしたご飯をくっつけます。初めて作る皆さんは見よう見まねで行っていますが、うまくできません。そこは、さすが経験者です。
「こうやってやるのよ!」ということで、手慣れた手つきで行っておられました。みんなでワイワイと楽しんで行うことが出来ました。
その間に、男性陣が焼き鳥で培った火起こし技術で火をつけてスタンバイして、きりたんぽを焦げないようにまわしながら完成へ。
さらに、ご主人の夢である、虹畑で作った白菜をご主人に取りに行こうと職員が言っていたときは「行かない」とのことでしたが、奥さんが「畑の白菜を取ってきてほしい」と言われると、笑顔で取りに行ってくださいました。やはり長年のお付き合いですね。微笑ましかったです。
その白菜を洗って食べやすい大きさに切り、味噌汁に、きりたんぽと白菜を入れて柔らかくなるまで煮たんですが、御飯だけと思えないほど「モチモチ」した食感でみんなでとてもおいしく頂きました。
皆さん「初めて食べました。ありがとう」と喜びを伝えられました。帰り際に職員が御礼を伝えると、「楽しかったわね。またやりましょう。」と満面の笑みで答えてくださいました。
白菜を収穫する人、料理する人、火を起こす人とみんなで力を合わせ、記憶に強く残る、次への意欲につながった「きりたんぽ味噌汁つくり」になりました
ぼだいじデイサービスセンター虹