滋賀県湖南市の高齢者福祉施設

✾模様替え

・町や山の景色は、日に日に色が濃くなり、一層秋の深まりを感じています。寒さも増していき、冬の支度を始めている今日この頃です。

デイサービスでは、先週の新たな取り組みとデイサービスの装飾と、さらに深化した取り組み、そして皆さんが楽しんでいただけるちょっとした芸術も行っています。

季節の移り変わりと共に、デイサービスセンター虹のルーム内も装飾され、賑やかになっています。ルームの扉を開けると、正面にクリスマスの装飾が目に飛び込んできます。

もう、こんな時期かと、早くもクリスマスのプレゼントやお正月の話題で盛り上がります。

・買い物プログラムの看板も出来上がりました。お店の名前は「笑店」。開店の合図は「笑点のテーマ♪」の曲を流します。看板と音楽で、リアルで笑えるお店に仕上がっております。座布団の代わりにスマイル１００％で店長がお届けいたします。テレビ番組の笑点のように、長く愛されるデイサービスを目指しております。

・そしてもう一つ。スクラッチアートを始めました。

スクラッチは、引っ掻くという意味で黒い紙に下絵が書いてあり、下絵に沿って線を削ったり、空白を削ると鮮やかな色が出てきて綺麗な作品になるというものです。興味を持たれたご利用者様が数人いらして、現在取り組んでおられます。素敵な作品が出来上がり、インテリアとして額に入れて飾っております。

・四季折々の素晴らしい景色のように、ルーム内も素敵に着飾り、その雰囲気の中で過ごす事で、気持ちが温かく、明るくなって頂けると幸いです。

 

＊有意義な時間

・水曜日に焼き鳥プログラムを行いました。プログラムに関しては、職員が交代で行っています。今回は私が、初めて担当を任されました。（忙しくて写真を撮る余裕がありませんでした…）

焼き鳥プログラムは、何度か男性職員のサポートをしていたので手順は把握していますが、火を起こす作業が心配でした。もう一度男性職員に火起こしのやり方を教えてもらい、焼き鳥プログラムにいざ取り組みました。まずは、ご利用者様と厨房が用意してくれた茹でた鶏肉とネギに、衛生面を気を付けながら、串を通していきました。以前にもブログに書きましたが、デイサービスセンター虹では、プログラムは皆さんがやりたいことを選んでいただいています。中には初めて焼き鳥プログラムに参加して下さる方もいます。

鶏肉の大きさ、ネギとの刺す順番を気にして下さいながら一緒に行いました。

男性職員から「もうそろそろ火を起こさないと」と声をかけてくれ、必要物品も用意してくれました。（チームワークばっちりです）

陽ざしもあり風もそんなに強くなく、カーディガンやベストがあれば寒くない気候でした。

消火用の水を用意し、玄関先のＵ字溝に炭や枝を入れる作業です。どれだけ入れていいのか戸惑っている私を助けて下さったのが、何度も参加して下さっているＨさん。デイサービスの辺りを散策しながらも、チラチラと私の作業を気にされていて、見かねたＨさんは火起こしの作業を、始めて参加のＯさんと連携してすべてして下さいました。

素人の私は、火が付いたらすぐに焼かなければと思い、焼こうとすると「まだまだ、焦げてしまうよ」と優しく言われ、枝が燃え、火が落ち着いた頃「もういいよ」と焼き始めるタイミングを教えて下さいました。焼き鳥が焼けていくのを見ながら、１人でしなければいけないという緊張感でいっぱいだった心が軽くなりました。責任感という重みはありますが、実践によって、いろんな感情が湧き、気持ちの引き出しが増え、行動力の新たな発見、作り上げていく工程での連帯感、そして一番大切なそばにいて共感してくれる安心感を学ばせて頂いた時間でした。