2021.09.24

ゆめとまで働いて・・・その2

ゆめとまの家おしどり職員Aです。

前回のゆめとまで働いて・・その1続き、パート2です。

介護とはいわゆるお世話、自分が相手に対して何かしなくちゃと思っていました。

今回は、自分の考えが変わり始めたきっかけになった「ありがとう」について書いていきます。

 

よく仕事のやりがいは?と聞かれた人が『「ありがとう」と言われることです。』とありますが、私もそうでした。「ありがとう」と言われると嬉しいし、自分が認められた気持ちになりますし、言われるとすごく嬉しいです。やりがいとして、その理由自体はとてもよいと思いますし、今でもやりがいのうちの一つではありますが…

 

「ありがとう」と言っている方はどんな気持ちだろうか。と考えたのは随分後でした。

心の底から素直に言っている場合もあれば、ごめんなという想いで言われている場合もあると思います。

 

話は変わりますが、介護保険の目的は、要介護状態の軽減若しくは悪化の防止。自立支援。生活の質の向上と言われます。

 

じゃあ自分が『いわゆるお世話』をして「ありがとう」と言われることは介護保険の目的に合うのだろうか?

 

例えば、盛り付けにしても、全部職員で行うのではなく、できる部分を行なってもらう。それがやりがいや満足感につながりますし、適切なアセスメントにより、ご自宅での生活につながります。

食事・入浴・排泄にしても、全てを「お世話」されるのは自分も嫌です。必要なときは助けてほしいと思っても、できる部分は自分でしたいです。

 

ありがとうと言われると嬉しい、その気持ちを相手にも感じてもらいたい。

 

今は、自分自身が「ありがとう」と心の底から言える支援ができたとき、ご利用者同士が「ありがとう」と言い合っていただける支援ができたとき『ありがとうが循環しているときに』やりがいを感じます。

 

法人の理念は

『人にしてもらいたいと思うことを人にもしなさい』。この理念は迷った時に、いつも考えるきっかけになります。

 

誰もがお互いに心の底から素直な気持ちでありがとうを言い合える環境や関係性の一助になることが職員の役割であり、

ただ単に支援する・されるの関係ではなく、人と人としてお互いさまの関係をつくることが大切だと思います。

 

 

読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

ゆめとまの家おしどり

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